What is DAW?

DAWとはDigital Audio Workstationの略で、現代のレコーディングスタジオ、テレビや映画などのポストプロダクションには欠かす事のできないアプリケーション（ソフトウェア）です。ではDAWが何を音の製作作業にもたらすのでしょうか。従来レコーディングとは、大変コストがかかり、時間もかかる作業でした。特にアナログは、音を録音するために、アナログのテープ（映写機に使うテープを想像すると分かりやすいです）をセットし、テープをフォーマットしシグナルを調節、そして100Hz， 1KHz， 10KHzを録音しなければ、録音を始める事すらできなかったのです。そしてその作業には当然ながら時間やテープ代などの経費もかかったのです。編集するの常に苦労がつきまとい、磁気防止のはさみや道具を使い、文字通り切り貼りの世界でした。

それを革命的に変えたのがDAWです。DAWはパソコン上でプログラムを動かすため、データをハードディスクに録音できます。つまり、今までのような録音するまでの手間を毎回録る必要がなく、テープ代もかからないのです。それに加え、最大の利点は編集の自由度の高さ。画面を見ながら、コピーやカット、ペーストも思うがまま。まるでWordを使って文章を作成するがのごとく、音を直感的に、視覚と聴覚を使いながらできるのです。それらの技術は、それまで主流であった、テープベース（AlesisのADATやTascamのDA）のデジタルレコーディングの流れを変えました（テープベースのレコーディングの事はまた別の機会に。。）

DAWことDigital Work Stationはスタジオだけでなく、ミュージシャンにも大きな変化をもたらしたのは言うまでもありません。なにせ、スタジオの設備がなくても、自宅でパソコンを使い最低限の設備と機材で録音し、編集できるのですからね。特にPro-toolsというソフトは世界中の99％スタジオが使っているとも言われ、ライトバージョンのLEであれば、M-box（椎名林檎も使ってるそうです）というインターフェイス（パソコンに音を取り入れる装置）を手に入れれば、付いてくるのです。他にも多数のDAWがあり、それぞれに特徴がありますが、その中でもオーディオ（生音）の編集で競うならばPro-toolsに軍配があがるでしょうね。ちなみにM-boxであれば6万前後で新品が手に入ります。詳しい説明はまたの機会に。。