音楽を考える一日

2006年11月5日
徹夜明け、朝から音楽を考えてた。

車に乗り込み、3週間前にもらった煙草に火を付け、12時間前に買ったセブンイレブンのコーヒーをドリンクホルダーにセット。MadonnaのHung Upを、目覚ましに学校へ向かってた。

エレガントに不健康な朝である。

でも、これが心にフィットした。

ふと思ったのが、音楽の身近さ。映像とは違い、やはり生活の一部に存在するということを改めて知ってしまった。

昨日もそうだった。夜中ファーストフード店のツイーターもうウーハーもない天井スピーカーから流れたDonald FaganのI.G.Yが、仕事と勉強でカオス化した心をどれだけ落ち着かせてくれたことか。

エンターテイメントとは、そういうものなのかもしれない。ポカリスウェットじゃないけど、乾いてる心に潤いを与えるものなのかな。今更ですけどね。

そんな物思いにふけつつ、昨晩はイベントでPublicEnemyのHankShockleeとDJ Revolutionと話す機会があったのだが、特にHankは若い人間のパワーに期待し、チャンスを作ろうとしている姿勢が良くわかった。彼だけじゃなく、他のプロダクション側の人間もそうだと思う。しかし、先輩方と若手のギャップも現実的に感じる。原因の一つはMP3マーケットであるかもしれないし、コンピューターで全てできる時代が、音楽製作工程をまるごと変えてしまった事実も要因の一つだろう。

リスナーはアナログからデジタル、そしてバーチャルへ。また、クリエイターもアナログからデジタル、そしてバーチャルへ向かっている時代である。

しかし、その時代の中で、プロダクションの効率化だけを重視し、業界全体が利だけを追従を研究すればいいというわけでもない。音楽の原点は、人の品行方正の教育であり、その要素が時代ととも変化してきた。島唄のように知識や常識を次の世代に伝える媒体となったり、N.W.AやRage Against the Machineのように社会へのメッセージ発信手段であり、それが更に芸術として昇華されたのが音楽、それにビジネス要素が巧みに巻きついたのがマーケットにある現代音楽なのだろう。エンターテイメント性以外の要素が、音楽の時代発展にあるのだが、テクノロジーはそれを大きくサポートしつつ、湾曲させかねない補助輪のようかもしれません。

ま、結局大事なのは、業界側が消費者の真の需要を改めて掴み、芸術性とのバランスをとりつつ、プロアクティブな姿勢をとることなんでしょうね。

エンターテイメント業界はおもしろいなぁ。

Coming soon

2006年10月11日
ちょっとお待ちを
 先日帰国し、地元鹿児島へ戻り、のんびりとした生活をしておる。その中で非常に面白い経験をしたので、書き留めておく。

 午前10時、たまたま通りがかった山形屋のドアが開かれた。山形屋とは鹿児島を代表するデパートである。足を一歩踏み入れ、私が最初の客であった事に気付く。アパレルのスペースが並ぶ通路に店員さん達が並び、ブロックを進むごとに、次々と気持ちのよい挨拶をしてくれた。それは日本に帰ってきたことを実感するものであった。そのまま地階にある生鮮売り場へ移動すると、更に驚くべき光景がある。50人を超える店員さんと白襟を着た職員達が、最初の一歩を踏み入れるお客さんを待っているのだ。その一歩を踏み入れた時、それはまるで朝のカーテンを開いて広がる青空を見るようである。ふとその時、婚礼の音響照明をしていた頃を思い出した。婚礼では迎賓の際、全てのスタッフが会場内で待機をし、黒服先導が扉を開ける瞬間を待つ。多くの場合、私は会場前方の方で全てが見える場所で待機していたので、その光景は実に壮観であった。また、私達スタッフが最高のサービスをする誓いの言葉“いらっしゃいませ”は自信の言葉でもあったのを記憶している。

米国にはこのような光景は当然のようにない。それは言葉の違いというよりは、会話方法の違いであろう。英語では不特定多数の人間にあいさつをすることは非常に少ない。必ずターゲットが存在し、マンツーマンの状態だであり、お客様“カスタマー”という言葉は単数、もしくはある特定のグループに差す言葉なのだ。それに対し、日本語ではお客様は店内にいる全ての人間、もしくはは、その店のテリトリーにいる人間を示す言葉である。だから私のような若造が売り場に入った時でも全員が一斉に“いらっしゃいませ“と声をかけてくれたのだ。それはお客にって最高の快感であり、自分がこの店にとって大事な存在であることを感じる瞬間である。これこそが、日本が世界に誇ることができる”極上のおもてなし”なのだ。
芸術の国フランスでは、アニメは全て政府のチェックが入り、政府の予算より援助がでます。

よって、予算のある割合はフランス国内で使われなければならないらしく、友人の作曲家が担当しているアニメを編集する話が

ぽわぁーーん。

と弾けてしまったぁん。

50エピソードもあったのに、昨日ドタキャン。ま、おかげさまで無事帰れる訳ですが、うぅーん。複雑。。

さらば林檎本玄人!!ぐふぅーっ。。

しかしもっと辛いのが、その作曲家。

何せ、その作業のために注文した品が一昨日届いてましたから。

車商売なみに水商売な業務なのだと改めて確認する。
レコード協会加盟14社、違法ファイル交換ユーザーの発信者情報開示訴訟

取りあえず、このシェアリング関連の決定的な問題は、業界側がユーザーに罪の意識を与えなかったところにあると思うんですよ。なぜ子供が万引きをするかといと、多くの場合は罪の意識から来てると思うんですよね。それは保護者の指導によって導かれる者で、万引きの場合はそれは両親にあたる。シェアリングの場合は当然JASRACとRIAJだったと思うし、これだけ広がり、”音楽を無料で手に入れる為にパソコンを買う人”まででいるのを見ると、タイミングを完璧に逃してしまってるような気がします。

かといって、放置できない問題なんですけど、協会側も結局はお役所仕事なんですよね。前JASRACに電話したことがあったけど、海賊版のCD類に対しても、結局は、”警告をする”。”警告を数回しても応じなかった場合には違う手段にする”でした。

実際僕が電話したケースの場合、Yahooオークションで落としたCDがCDRだったのですが、JASRACの対応は”Yahooの管轄なので、私共では対応が出来ない”だそうです。

ご立派。

ホームページには、”RIAA(アメリカレコード協会/でも実は世界規模)との連携を行い、違法ダウンロードや海賊版の撲滅を〜”と書いてあったので、国際部に電話を回してもらったのですが、実際のところ、情報交換は行われてないようです。海賊版懸賞金のシステムも全く皆無でしたら。

それどころか、”海賊版や違法行為を通報するのは警察へお願いします”と言われました。

つまり、業界側からのユーザー摘発は出来ても、ユーザーからの通報は業界の耳に入る事すらないということです。

その状況では、現在の被害状況を確認することできるのかすら実に疑問です。

これからの将来、多くのシングルはダウンロードは配信になるのは明らかで、ユーザーのモラルはより一層重要のポイントになると思われます。それなのに、”顧客、もしくは潜在顧客を訴えることによって、利益を守る”といのは実にネガティブであるとしか思えません。もっと肝心なところは色々とあると思うんですけどね。いくらitune並の堅牢なタグを作ったところで、業界に近い人間が流す場合が少なくはないわけですしね。結局は、音楽の魅力というのを引き出す必要があると思います。

とか言いつつ、この調子で、音楽に魅力がなくなれば、ビジネスのチャンスに繋がると狙ってるヤツがいるんですけどね(笑)

ガソリーナ

2006年5月13日
”ガソリン急騰!!”
”運転手を殺す気か!!!”
”イラクからガソリンを!!”

とアメリカでは特に皆さん騒いでますが、これ非常にうまーくコントロールされてると思うんですよ。

テレビをつけたり、ニュースを読んでると、

”OPECが値段を〜”やら
”イランで事故が〜”など言ってます。

が、

たぶんアメリカ人のほとんど実際どこからガソリン来てるか知らないと思うんですよ。

ちなみに輸入ランキングだとトップ5は

1.カナダ    1,768
2.メキシコ   1,701
3.サウジアラビア1,418
4.ナイジェリア 1,342
5.ヴェネズェラ 1,178

数値は(千バレル/日)

そう、中東はそのうちたった二カ国ですよ。

90%以上を中東から輸入している日本とは違い、カナダやメキシコはOPECに加入してないわけだから、そこまで影響は受けやすいと思わないのですがねぇ。

ところが、この3年間でガソリンの店頭価格は約200%以上に跳ね上がってるわけです。。

それに対して日本はせいぜい20%じゃないですか。

この値段の変化は明からにコントロールされてますよねぇ。

そんなことを考えながら、ビバリーヒルズの帰り、210交通事故大渋滞の中面白い事を思いつく。

”時間潰しにガソリンスタンドインタビューをしよう!!”

ま、10人ぐらいしたんですけど、面白い結果が。

Q1”なぜガソリンが高くなったと思うか?”

Answer

”戦争で使ってるから”
”戦争の影響で中東の国が渋ってる”
”オイル不足”

Q2"どうなると思うか?"

Answer
"イラク戦争でアメリカがオイルをゲットする"

これらの答えが希望も含めて多かったんですよ。

情報操作見事に成功じゃないですか。

実際のところ、僕が知ってる限りだとこれは違うと思うんですねぇ。

アメリカには、中東石油禁輸出対策の為の戦略石油備蓄(SPR)ってのがあって、それは上院議員の指示でコントロールされてるわけです。従って、加上院議員バーバラ大先生のサイン一つで、オイルがリリースされるわけで、特にあの人なんか、ブッシュのワンちゃんじゃないっすか。29%支持率の彼の政権内の上院議員は、ガソリン大量保持州のNYにもネバダにもいらっしゃいます。もちろんそれ以外の”妖しい大先生”も関わってるみたいだし。実際、SPR は支持率上昇の為に使われることがよくあるわけですからね。

そもそもアメリカの石油発掘のシステムには無理がありまくると思うんですよ。法律により、90年からアメリカ国内での抽出量が20%落ちてると昔記事で読みましたが、人口が増え、公共交通機関の整備がこれだけ遅れてる事実、それは改正するべき。

ま、実際のところ、事故が起こった中東と一緒で、どっかに流れてるような気がするし。もちろんSPRにも。

第一、環境の事考えるなら、これだけ交通量が多いカリフォルニアでMTBEの配合を許可するべきでしょう。それも結局は水汚染という名の下、政治的握手が交わされてるんでしょうけど。

話がずれましたが、このような事はもちろん世で多く語られにくいわけで、多くの人は石油会社を恨み、ガソリンスタンドで店員に不磨を漏らし、未だに

”イラクからガソリンを!!”

と考えてるわけです。

悲しいかな。これが現状というのは。

ま、バーバラ上院議員は現在教育責任者である限りは、この州に未来はないでしょう。

やることやって、こんな国は早く脱出しないとな〜

苦笑

2006年5月1日
 映像系のサウンドデザイナーをしている友人に8ヶ月ぶりにコリアンタウンで再会。音の創り方の話題で相当話し込んだ。そして改めて気付くのが、やはりポストプロダクションの将来性。明らかに音楽業界よりも光の輝き方が違う。その友人の上司の日給が$5Kと聞いてなおさら思ったが、線香とハロゲンライトみたいだ。

 やはりappleなどの超大手を扱う超一流映像音響会社ともなると、それは当然だろう。

 うまーいプルコギやらスンドゥブやら食べたあと、あるカフェへ。店内で喫煙できるよう、窓やドアを取っ払ってるのはやはりコリアンタウンだと思った。

 また止まってる車がいいんですよね。カレラGTやらムラシエラゴ、挙句の果てに、コンチネンタルGT。ビバリーヒルズのコーヒー屋でもこれだけの車は集まらないですもん。乗ってるのは20代の若者。みんなカフェの隣の、今は無き”ひげ船長天文館店”みたいな居酒屋に入って行った。

 なんだそりゃ。

 そこへまたマセラティのGransportが登場。降りてきたのは明らかにティーンエイジャー。もちろんツーブロックに金のネックレス。襟も立ってる。居酒屋へ行くかと思いきや、ビデオ屋へ入店。

 ”在米韓国人は金の使い方を知らない”

 と友人の在米韓国人がつぶやく。”君もだよ。”と取りあえず突っ込む。

 そこで、5億円あったら、どう有効になおかつ知的に費やすかを語りだした。



 友人:スピーカーを22個設置した映画館サイズの部屋を自宅に作り、エヴァンゲリオン鑑賞

 僕:シュタイフとデッドベアを買い占めテディベアルームを作る。部屋の照明も音響も全てB&Oで、扉を開けた瞬間に全てオン。

 真面目に語り合ったあとに何故かため息。

 いや、有効ですって。こっちの方が。
The game, Bustta Rhyme, The Roots,Paris Hilton(日本のセレブブームの火をつけた人)をプロデュースしたScott Storchがレーベル立ち上げを発表。それにあるプロデューサが述べたコメントが、”レーベル成功の鍵は、アーティストを持続的に排出すること、厳しい状況に耐えること、そしてどんな状況にもうろたえない事だ”と言ってました。

確かに、レーベルを立ち上げるのはなかなか難しいと思います。メジャーなアーティストと契約を結び、レーベルを大きくしようとする試みはリスクが高く、それだけでは本末転倒ですし、やはり、明確なターゲットを決め、それに沿ったそったアーティストをだしていく事が成功の重要な要素だと思われます。

しかもその一方で、ある年齢枠をターゲットにすれば、時間と共に、ターゲットの求める音楽に合わせていかなければならない。すると、必然的にアーティストにも変化を求めらなくてはならないわけですし、それに答えられないのであれば、ある場面で入れ替えが必要になっていきますからね。

よって音楽的知識を持ち合わせ、なおかつ流行に敏感であるプロデューサが、レーベルに大きく絡んで行くのは非常に重要だとは思いますが、一人で立ち上げると、レーベルが大きくなるにつれて、Out of Controlになっていくのでは?そうなると、やはりチームとして動く必要が出てくる訳で、そうなると、やはり音楽的プロデュース面だけでなく、更に、リーダーシップとカリスマ性、ビジネス的思考と論理的戦略を生み出せる左脳、それに人と手を取り合えるチームワーク性を持ち合わせた人材が、立ち上げに関わる人間に要求されていくわけです。

もちろん、今上げたのは中型レーベル以上を立ち上げる場合に必要な事であり、実際は、フィリップサンのように、小型レ−ベルからヘッドハンティングによって、進化させていくのがより成功の可能性があるのでしょうけども。

しかし、Scott Storch。サプライズを使い、注目アーティストを出そうとしているんはわかりますが、ハルクホーガンの娘を第一弾に持ってくる必要はないのでないかと。。

しかも全米で、ハルクホーガンの家庭を映し出している番組が流れており、あまりよい印象がありませんからね。

このレーベルの行く先はとてもよい勉強になりそうです。
Hiphopの歴史において、非常に重要なMilestoneであるDeath Row Record。Snoop Dog,Dr.Dre,Xibit, Warren G,he Lady of Rage, Sam Sneeと多くの重要人物を排出してきたのですが、CEOのSuge Knigtが曲者というか悪党なのですよ。彼の悪名のおかげでレーベルが悪名高くなったといっても間違いないでしょう。実際Knightは9年の懲役で投獄されたこともあるという。またその件である、MGM騒動はTupac殺害へと繋がったということもあり、やはりNortroiusな人なんですよね(あくまで一説ですが)

明日とうとうDeath Row裁判決着の日です。いろいろとやらかしてきたKnightも万事休す。本日の公聴会に本人も弁護士も出席せず。私非常に注目しております。

この問題、現在投獄中のドラッグディーラー、Michael Harrisがレーベルスタートに150万ドル出資したことが引き金になったもの。その後の裁判で1億700万ドル支払いがRowsに命じられて以来、 Knightえらいことになってます。頭の血管が切れまくってるじゃないでしょうか。それ以来一回も公聴会に出席することもなく、パブリックにもでてませんからね。

明日の判決の注目すべき点は、支払い命令やKnightへの判決ではなく、誰が一体破産管財人になるかということ。Snoop Dogも離れ、Dr.DreもAftermathを立ち上げてますが、彼らの歴史的作品、Doggie StyleやChronicはDeath Rowに所属するものですからね。ということは、破産管財人になった人間が、Tupacm Xibit,Dr.Dre,Snoop Dog,その他多くの名作のライブラリの権利、ラジオや携帯着信音、Mp3マーケット全てを握るわけです。

このまま行くとMichelと元妻Lydiaがその人間にあたりそう。。キャピタルを持っていたドラッグディーラーが漁父の利という。うーん。Michelが出獄したときにKnightに襲われるのは必至でしょうね。もともとマイアミやらどっかに幾度に、車に大量の銃器を持って脅していたそうですから。そういや、EazyEが立ち上げたRuthless Recordも相当脅されてましたからねぇ。

Knightが元身内を襲わないのを祈るだけです。
バッドボーイレコード大変なことなってますねぇ。Nortorious B.I.GのデビューアルバムReady to Dieの一曲がオハイオオールスターズ(っだっけ?)のSingin’ in da morningからサンプルしていることが発覚し、Ready to Dieは発売差し押さえ、しかもバッドボーイレコードに4.2百万ドルの判決がでちゃいました。

ったく、最近の音楽弁護士はこういうネタを探しては、レコード会社に掛け合って、日銭を稼ごうとするんだから。。。そういやThe Gameも訴えてたっけ。レコード会社に思いっきり無視されて、勝手にCDだされてたけど。

みなさん。サンプルするときは気をつけましょうね。と言ってるそばからリーモーガンのサイドワインダーサンプル中。

しかし、サンプルって行為自体、難しい判断なんですよね。一言で言えば盗作であるわけであり、良い言い方をするなればRe-クリエーション。正直Steely Danをサンプルなんかはして欲しくとないと切望しますよ。むしろオリジナルのアーティストに素直に歩み寄って、”あなたのこの曲を一緒にアレンジしましょ!”みたいな方向を取った方がいいのではと思う。そうする事によって、リスナーにジャンルの広がりを持たせる事も可能ですからね。

Sergio MendesのTimelessなんかは良い例だと思います。ラテン名曲への入り口を開き、リスナーを新世界へご招待。僕が中学生の時、そのような事をしてくれたアーティストが奥田民生でしたねぇ。亜米利加ロックの匂いを運んでくれたというか。その一方でユニコーンは楽しかった。

僕にとって音楽はカードダスみたいなモノです。自分の好きなアーティストのコレクション性があり、他人と情報交換をする、と。それってやはり普段の日常に風を吹き込むもので、刺激を絶えず与えてくれる。地元のライブハウスデビューから知っているマイナーのアーティストがミュージックステーションに出たときの喜び。それはお気に入りの街のカフェがIPOした時のような気分じゃないでしょうか。

アーティストを売り出す立場にいる人間とて、今ほんとに必要なことはアーティストに持つ愛着というのものだと思います。それは深刻な問題であり、商業音楽の中に必要な要素であったはずなんですが、現在欠けているように思えます。しかし、愛着を取り戻す事により、アーティストのクオリティと新しいサービスを生み出せる。それは更なる愛着を生む。それは循環となって回りだす。

それを実現する事は私の人生における大きな課題ですね。
津市であった日教組の教育研究全国集会の記事を読みましたが、がっくりしました。森越康雄委員長は全体集会で、ライブドア事件について、「地道な努力が『かったるい』と疎んじられる風潮があるが、教育は競争原理や抜け駆けを争うマネーゲームと対極にある」と指摘したそうです。

とても論理的でない発言ですね。マネーゲームとホリエモンとは別問題ですから。

森越委員長の頭の中の方程式は

1.ホリエモンはマネーゲームをしていた 
2.ホリエモンは捕まった。
=マネーゲームは犯罪だ

1.ホリエモンは短期間でライブドアを大きくした。
2.マネーゲームは短期間で利益を出す方法の一つである
=マネーゲームをする人間はホリエモンみたいに堕落したモラルを生みかねない

1.教育とは地道な努力と学習意欲の賜物である
2.マネーゲームは短期間で利益を出す
=マネーゲームは教育と対極にある

だったのではないかと思います。しかし、今回のライブドアの件を見ると、僕は全く別の結論を見ました。

1.株価に業績が付いて行く逆追いで、新手の個人投資家がライブドアを買いあさった結果、”悪いパタ−ンのマネーゲーム”に踊らされた。

2.新手の個人投資家は資産運用という名の小遣い稼ぎで始めただけであり、お金の教育(経済の知識)を持ち合わせていなかった。
=教育において、正しいお金の認識を持たせるような教育の必要がある。

1.ホリエモンはお金で人を操り、また、操られた。
2.ホリエモンに操られた人も、堀江容疑者本人ではなく、結局はお金に操られていた。
=教育において、お金によって操られない、真のモラルを説く必要がある。そのためには、お金の正しい認識を持たなくては、目の前のO萬円という餌に飛びついてしまう。それは正にライブドア騒動に踊らされた新手個人投資家がとった行動である。

これが今回のライブドア事件の僕の感想なのですが

「地道な努力が『かったるい』と疎んじられる風潮があるが、教育は競争原理や抜け駆けを争うマネーゲームと対極にある」
と一喝した森越委員長の記事を見た時、首をかしげました。第一、現在の小中高教育自体が、学び舎の場ではなく、競争原理と抜け駆けのモデルと思うのは僕だけでしょうか。

サンデーモーニングの大沢親分に喝シール貼ってもらいたいですね

あ、でもあれはスポーツだけか(笑)しかも根性論が好きな人だから誉シール貼るかも。。

魅惑の世界へご招待

2006年2月21日
私、今回PodCastingなるものを始めました。それに伴い、.macという、appleのサービスの一部を利用し、ホームページを作成いたしましたので、興味を持たれた方はそちらから、登録をお願いいたします。

http://web.mac.com/teddix/iWeb/

なお保守派共和党の方のご入場はお勧めいたしませんのあしからず

人とは

2006年2月15日 日常
 人の持つ力は無限大である。何たる外力もそれを阻むことは出来ず。不可能など存在しない。

 己をまず考えてみる。一時期はコックピットから、”本当の自分”が”自分の体”を操作していたと信じていた。それこそ、アムロレイが薄っぺらガンダムの説明書をペラペラめくってザクを倒すかのごとくである。更にエヴァンゲリオンのコックピットの中のように、”ある液体”によって満たされた空間で”真の私”が操作し、”私の殻”が受ける摩擦を感じる事が出来るセンサーが5感とニュータイプ的第六感が私であると本気で思った事もあった。

 今夜ふと真面目に考えてる。どうやって人はものを”見る”のだろう。誰が自分の中で観測しているのか?目で捕らえられた映像は脳へと行くが、実際は数えきれない程の細胞達へ向かっている。どれが本当の自分であるのであろうか?その細胞自体も分解すれば原子である以上、何が私達の中で見ているのであろうか?むしろ目など道具の一つでしかなく、存在の価値を理解できない現象など、いくら巨大で目の前にあろうとも盲目である。

 What the bleep do we knowという映画では、量子物理化学をコロンブスの例を用いていた。コロンブスがアメリカ大陸へ来たとき、インディアンはその船の存在を視覚で捕らえることが出来なかった。なぜならば、”船”の存在を知らなかったからだ。

人間の視覚の限界は、観測者によって変わり、見ようと思ったものしか見えない。それどころか、見えるものを決めつけてしまう事すらある。よって、その人の信じる”現実感”は、その人が描くように実現化され、その中で生きる事になる。

 私の場合、とても分かりやすい例が音楽である。音楽エンジニアとして動き出すまでは聴き取れなかった音が沢山あった。もちろんその音は、エンジニア活動を始めるからもスピーカーから流れていた音であり、その存在CDもしくはレコード内にある音の存在など、変わった事など一度もない。それが2年前までは聴こえなかった。

 同じような事は英語環境の中で良く起こる。昨日勉強した単語が次の日の会話や新聞記事に出てくるのだ。最初は、”やる気を起こさせてくれるありがたい偶然”だと思っていたが、それが3ヶ月も続けば、それが偶然でないことに気づく。
 
 その単語を学習するまでは、単語を意識してなかったため、会話や記事に出てきても無視していたという事は、1週間もしたら気づいた。それらの単語の存在は、常に変わる事なく私の周りにあったわけだ。

 あと一つ、身近な例を出すなれば”ルビンの壷”である。片方の存在を意識している限り、あと一方を見る事は出来ない。この事実は、人間は同じタスクを同時に進行はできない事を証明する一方、意識の違いによる視覚能力の差をも証明する。

 つまり、意識の違いが、その人の世界での存在の有無の決定に大きく影響を及ぼすのである。

 ものすごくストレートに言うなれば、精霊を具体化させるイメージを持つ人間には、その精霊が見えるわけだ。

 漫画で言えばジョジョの奇妙な冒険のスタンド能力と同じ原理である。ジョセフジョースターが時間が止まるぐらい速く動けるスタープラチナを、具体化しDIOと戦うようなもの。

 さて、ここで多くの場合、疑問として上がってくるのが、スタンドや精霊が現実に存在するかという事である。いくら具体化できる能力があっても、サラマンダーやスタープラチナが存在しなければ、見えるわけないじゃないか。

この質問を詰めると、それは宗教問題にも発展しかねない。

神は存在するであろうか。

守護神や地球外生命体はどうであろう。その存在が可視的でなければ、認められないのであれば、宗教として成り立たないのだろうか。もちろんそんな事はない。むしろ私達日本人のように、無宗教もしくは、信仰にも近い複雑に混ざりあった文化は世界の中では、マイノリティであることを忘れてはならない。

私はどのようなものも存在可能だと思う。つまり、私が存在を信じる全ての物や事柄は、私の現実世界に存在するわけである。私のテディベア達は魂がある。それは他人によって歪められるものではなく、正真正銘の事実でしかない。

これは非常にありがたいことだ。何せ自分の信じる事は、実現するのだから。信じる事があるだけで、そのチャンスに気付く可能性が大きくなる。つまり、自身の希望する将来を描くだけで、現実化するチャンスは大きくなり、スケッチを具体化すればする程、そのチャンスはただひたすら大きくなっていく。

それは日常にも適用できる。朝コーヒーを飲みながら、考える本日の予定を練る時間は最も大事な時間であり、それにより、一日の価値が大きく向上させる事ができる。

それ人間が持つ”想像力”とい素晴らしい力なのであろう。



現実とは個人が創りだす世界観である、
9/11に、ボーイング757は本当にペンタゴンへ墜落したのか。この問題がついに映画化。

http://www.pentagonstrike.co.uk/flash.htm

とても簡略化して説明いたしますと

ペンタゴンへ突っ込んだのはミサイルでした。

という話です。しかしこの映像と解説を見る限り、どこを考えてもペンタゴンに飛行機が突っ込んだとは考えられない。ま、実際突っ込んでないんですけど。

先日元ペンタゴン勤務の方の誕生日へ出席。皆政府関係のコンピュータ職に着いている職人達でしたが、真実は恐ろしい。

こんなこと迂闊にペラペラ喋ると、モルダーとスカリーが来そう。FBIは本当に怖いですよ。

ヒーローの掟

2006年2月3日 映画
セッションの帰り道、あまりに渋滞がひどかったので、映画館へ。Underworld Evolutionを観てきました。

イマイチ。その前に前編を観てないため、話がよく掴めてないので。使用されている音楽がサラウンドを振りすぎて、何回か酔いそうになりました。それよりも、主人公が変身しない設定が許せません。アクション映画主人公たる者、変身か死にゆく親友と合体、もしくは新兵器をヘリから投入による大逆転なしでは存在はありえません。もちろん無事生還は必須。

私SF系の映画は大好きで、特にヒーロー物は確実に観る派です。

でも条件があって、魔法は駄目ですね。科学的に証明しにくいのと、射程距離が長いですから。あと人海戦術的な戦闘シーンがあるのも、人件費なんかを考えさせられてしまうので集中できません。

よってThe Lord of the Ringは却下。

好きなのはサイボーグ(ロボット除く)、超人系。Mavelは何でも公開日に観に行きます。無理矢理続編を作っていようが、全く関係ありません。変身すればそれで満足します。

今考えてみると、ロボコップすごい映画です。右モモからオート12を出すマーフィー。2では解体されて道に投げ捨てられてましたし。麻薬王ケインは眼球付きでロボット移植されるシーンは、当時6歳の僕には衝撃的でした。3でルイスが死んだ時はとても悔しかったのを覚えてます。テレビシリーズも全部ダビングしたなぁ。

マーベルの日本語のページにキャプテンアメリカの紹介がありました。

>大恐慌時代のニューヨークに生まれたスティーブ・ロジャースは、第二次世界大戦時に兵役志願するも、不適正により断念。だが、彼の熱意にうたれた軍は、特別な実験への参加を呼びかける。ナチスの脅威を一刻も早く食い止めたいと願うロジャースは、実験に参加することを決意。まだ実験段階であった超人兵士血清を投与され、見事に完全な肉体を手に入れた。こうしてロジャースは、米軍究極の兵士にして、ファイティング・スピリットを具現化した存在、キャプテン・アメリカとなったのである。
 ヨーロッパを転戦し続けていたキャプテン・アメリカ。終戦近く、彼はナチスの爆撃機の阻止と引き換えに北極海で行方不明となってしまう。しかし血清のおかげで冷凍保存状態となる。それを発見したアベンジャーズの手によって蘇生し、いま新たな戦いへと身を投じることとなるのである。
 数十年の時を経て、現代に蘇ったキャプテン・アメリカは、祖国の変化にとまどいつつも、時と共に馴染み、アベンジャーズをはじめとするヒーローたちを率いて、脅威に打ち勝ってきた。
 時にアメリカの象徴とされてきたキャプテン・アメリカだが、その力はアメリカという国家のもつ理想のために振るわれ、決してある特定の政治理念の為のみに行使されることはない。

>米軍究極の兵士にして、ファイティング・スピリットを具現化した存在、キャプテン・アメリカ
>時にアメリカの象徴とされてきたキャプテン・アメリカだが、その力はアメリカという国家のもつ理想のために振るわれ、決してある特定の政治理念の為のみに行使されることはない。

”ある特定の政治理念の為”という表現が生々しくて好きです。

矛盾

2006年1月19日
あらゆる盾も貫く矛。

あらゆる矛も貫けない盾。

これらの前提に繋げられる演繹的結論を探しております。演繹的に考えれば、

”どちらの指している矛も盾も両者が含まれていない”

なのでしょうが、それじゃ演繹的結論にはならないような気がするのです。

お、そうか。両文とも交わらないから議論にならない。つまり、演繹的文章になりようがないんだ。

なるほど

お勉強週間

2006年1月14日 投資
債券と株を主に研究中です。シミュレーションはなかなか順調な滑り出しで、嬉しいサプライズも続出中。あくまでシミュレーションなのですが、実際始めて、世の動きに敏感になったような気がします。更に、世の中の”大人のナゼ?”という質問が解決できるのは、知の快感です。イオンのオーナーの息子が岡田克也というのを今頃知って、驚き中(笑)政権交代大失敗。

あとEtradeで宣伝してる債券おもしろいっすね。メキシコペソ驚きの利率7.35%です。なぜかAAA評価まで得てますが、いくらCクラスで一位といっても、お隣の私の住んでる国に逃げてくる国の国債なんか買えないって話ですよ(笑)やっぱり固いところはオーストラリアなんでしょうか。むしろ信託でいろんなものに投資するのが安定していていいんでしょうけど。

まぁ、しかしこんな事を始めたのも、将来設計をして自分の立ち向かう現実に気づいて以来の話。家の設計図を描き、PassatB5.5+G35 Coupe+Miata+Neve88D+Studio設計+建築費+Neumann.....恐怖の足し算。キヨザキさんやトランプさんが言う意味が分かりかけてきました。

今年前半はまず未来地図を描きます。

MBP

2006年1月12日 apple
とMacBook Proを略してみましたが何となくイケてませんね(笑)

今回のAppleの発表は私非常に楽しみにしていました。友人の繋がりで、DualCore用のマザーボード開発をしていた方と会ったのが去年の10月末頃。それから数ヶ月、やっと来た!!

しかし、フタを開けてみると、??が数点。取りあえずFW800はどこ?画素数低下?そして何よりも、Proの対応が3月とKeynoteでジョブ氏発言。それまではロゼッタを使ってくださいとのことですが、フォトショップを壇上で使いながら、ジョブ氏一言

”たまに使う人にはいいですね”

駄目じゃないっすか。どこがMacProなのだか疑問だらけ。

ま、そこまでして出したかった気持ちはわかります。しかしなー。isightもPro用として必要か?と言えばビミョーだしなー。

僕のメインシークエンサーはLogicなのですが、これじゃあと一年は見送りということになりそうです(先立つものがない言い訳)

しかし株価は$10ほどUpでした。

帰加

2006年1月7日
カナダから戻って参りました。

一年間できなかった事を、全てやってきました。一日7時間以上の睡眠、現代人の食事、芸術鑑賞。2006年の遊びを終わらせた気分です。

それにしても鮭が旨いんです。もちろん素材もよいのですが、味付けが素晴らしい。調味料でしっかり味を付けずに、鮭を味わえるための補助なのです。ビスケットに鮭を乗せ、その上に目玉焼きを乗せたブランチ。たまりません。昼からビールを飲んで、罪悪感が気持ち良かった(笑)とにかくシーフードが良かったです。

一番の思い出はBOSEで働いていた兄ちゃんと意気投合したこと。なかなか人と息が合わないジャンルの会話を深くできる人に出会うと、興奮するものですね。

現在、80件の留守電メッセージと20件のemail返事に追われております。いつ終わる事やら。。

マーケットスピードのmac版出ないかなー

意地

2005年12月19日
現在米国午前3時過ぎ。ミックスを終えて、CDを200キロ先の街に運んでる途中、車で自分の作品を聴いてたわけです。どうしてもキックが気に入らない。録り音が結構悪い状態で、苦肉の策を尽くしたのですが、やはり気に入らなく、120キロ走ってUターンして帰ってきました。

別にかっこつける気など毛頭ありませんが、人間絶対引けないころがに存在するわけです。そこを引くと、自分に後ろめたく、自信を崩す。それが本当に怖い事は経験済み。ま、最初で確認してれば良かったわけですが(笑)でも帰ってきてよかった。

今ミックスを終えデータを書き出し中。これをテストリスニングして4時出発予定。ここ3日の睡眠時間が5時間と意味がわからないことが起こってますが、明日はハリウッド、ロングビーチを往復しなけなりません。次の睡眠予定は30時間後にカナダ行きの機内にて。

自分の好きな事なんで、これぐらいなんでもありません。

でも頑張れ自分(笑)

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