ここ数年のパソコンのパフォーマンスの発展は実に信じたいものです。音楽のコンピュータと言われたMacは劇的に値段を下げ、G4のPowerbookは$1,399で学生なら手に入れる事ができ、G5も$1.349で購入できます。一方PCもMacに負けないほど安定し始めました。P4やAthelon XPなどのCPUを使えば、決してG4に負けないパフォーマンスを持っているわけです。そこで出てくる一つの論題として、よくハードウェア VSソフトウェアというのがあります。これの論議の1つとしてもちあがあるのが、ソフトウェアがハードウェアに成り代われるのかという事です。

従来はハードウェア音源(音の源と言葉が示す通り、Triton, Motif, Phantomやシンセなどの音を生むデジタル/アナログハードウェア)を購入し、それを使い音楽を作ってきました。しかし、コンピュータが力を持ち出したここ近年、コンピュータそのものが、シンセと成りうる可能性が大きくでてきました。しかしながら、このアイディア決して新しいわけではなく、そもそもサウンドカードというのはこのアイディアから出てきた訳です。

実際に、ソフトウェアシンセはハードウェアと同じプリセットを兼ねそろえたものがあります。NovationのV-stationや、Kurzwellなどはかなり完成度の高いハードウェアを再現しており、Moogはコンピュータを使いプリセットを持つことで、パッチの手間を省いたりと、ソフトウェアならではの機能を持つものも多いわけです。またNI(Native Instrument)という会社はオルガンの名器B4,FM7などのソフトウェアバージョンをだしたしています。

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