MIDIコントローラとはMIDIの情報をコントロールする機材です。いろんな形があり、鍵盤やギター、パーカッションなどの演奏のデータを操作するものや、DAWの画面を操作するためのフェイダーやノブをがついているものもあります。

一番想像つきやすいのは鍵盤型のMDIコントローラーではないでしょうか。私が実際使っているものは、M-AudioのRadiumというコントローラーで、これ自体に音源は入っていません。ゲームのコントローラやマウスのように、何かを操作するためのただのコントローラなのです。私自身、この事を気づかずにRolandのショルダーキーボードを買って、音が鳴らないことに相当頭を抱えた覚えもあります。

私はMIDIコントローラがなければ、音楽を創れません。作曲の際、私は自分のパソコンでソフトウェアシンセサイザーを動かし、E-MUというメーカーのドラムマシンで音楽を創る事が多いため、ドラムパート以外の音(弦楽器や木管楽器など)を鳴らす時には、パソコンでシミュレートされた音を何らかの方法で記録する必要があります。マウスで一つ一つ、音符や情報を書いたりすることも可能ですが、感覚的なフレーズはどうしてもむずかしいですよね。

そこで鍵盤型のMIDIコントローラが役にたつのです。パソコンとはMIDIケーブルを使ってMIDIインターフェイスを通じていたり、USBでパソコンから直接繋がっていたりします(こちらの方が今は主流です)この鍵盤型コントローラーを使い、パソコンをシンセサイザーの音源部のように使い、MIDIコントロールで鍵盤操作をするわけです。同じように、もし木管楽器の音を操作したいときは、黒と銀のまるでソプラノサックスのようなMIDIコントローラもあります。

もちろんパソコンだけでなく、JV-2080やTriton Rackのようなラック型音源モジュールにMIDIケーブルでつないで、操作する事もできます。

一方、Mackieが作るHuiのようなちょっと変わったMIDIコントローラもあります。これは一見ミキサーなのですが、どこにもマイクやケーブルを繋ぐインプットもアウトプットもありません。あるのはMIDIだけ。これはMIDIを通して、パソコンと接続した時に力を発揮します。MTCとMMCを使い動くのですが、DAWの画面上のフェイダーやノブを実際に目で見て触れる、フィジカルコントローラとなるわけです。それだけではありません。モーター内蔵のフェイダーは、パソコンに記録される、曲のフェイダーやノブの動き(オートメーションといいます)をを再現してくれます。

このように,MIDIコントローラは操作をする手助けをMIDIを通じてしてくれるわけです。I

コメント