MTC(MIDI TIME CODE)とは名前の示す通り、MIDIのタイムコードです。タイムコードとはそもそも、シンクロナイゼーション(同期ともいいます。後称シンク)をするために使われます。シンクとは二機もしくはそれ以上の機材の間で、正確な時間の関係を保つものです。例えば、スパイ映画などで、二人のエージェントが同時にカギを回してドアを開ける時に、時間がずれていてはまずいですよね?二人の時計を合わせ、同時に作業をさせるものがタイムコードです。

一般的なタイムコードとしてあげられるのにSMPTE(シンプティ)というのがあります。これは映画やゲームをはじめ。ありとあらゆるマルチメディアで使われているものです。映画で映像と音がずれていたら大変ですよね。そこでお互いの時間をSMPTEという規格で合わせているわけです。

そのSMPTEという時間の規格は音楽や映像の機材にも使われますが、それを少ない情報で分かりやすく翻訳された規格がMTCです。同じ時間の規格なのですが、こっちはMIDIで繋がっています。そのため、多くのシンセサイザーとMIDIインターフェイスを接続し、全く同じタイミングで曲を流す事ができるのです。

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