映画の中で私たちが聞く音は音楽を含めたくさんありますよね。実際4つのパートがあり、ADR(役者の台詞以外を埋める台詞)、SFX(効果音)、Folley(人が歩く音)、そしてMusic(映画音楽)からなりたっています。その中でもSFX(効果音)について少し語りたいと思います。映画で有名なSFXと言えば、ダースベーダーのマスクの音とか、人を殴ったときの痛そうな音とかさまざまですが、あれは全て現場の録音以外で録られてる音なのです。銃声や殴る音という定番なものはライブラリーにあるので、そこから探してという作業になるのですが、特殊なものはそりゃもう大変です。例えばスターウォーズのレーザーガン、どうやって録ったか知ってますか?実はカリフォルニアのオレンジカウンティという場所の鉄塔に昇って、送電線を切ったのをショットガンマイクで録音したのです。それであの”ピュン”という音を場面に混ぜて、ルークスカイウォーカーがレーザーを撃っている雰囲気を創ったというわけです。たった一つの効果音にそこまでの手間と時間をかける映画の効果音の世界。もし映画を観る時は、監督のこだわりを見る一つのチェックポイントになるかもしれませんよ。

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