ワイヤレスマイクにはUHFとVHFがあると書きましたが、多くの場合、UHFが使われます。理由の一つにUHFの方が高い周波数を使うので電場の妨害を受けにくいというのがあり、そのため低い電波を使用するVHFではch5以下(168Mhz以下)を使うことはありません。
VHFのおもしろいところは、B Frequencyと言われるものがあることです。これは169MHz~171MHzの間はテレビ局を入れずに、全米どこでもワイヤレスを使えるようにしましょうという規格で、この周波数間で、アメリカ本土であればどこでも使えます。が、皆が使うため、混雑してる場合があり、プロの世界では使われることは少ないようです(笑)そのため、もっと自由なチャンネルが多いUHFが使われます。今国営のサイトを調べてみたところ、14ch~69chの間で14chはワイヤレスマイクに使用可能です。実際はもっと多いのですが、2年以内に新しいテレビ局が出来る可能性があるところ、ワイヤレスを使用するのに条件があるものを省きました。日本の場合はわかりませんが、やはりチャンネルを調べる必要があります。

私自身も日本のホテルでワイヤレスを使った仕事をする機会があったのですが、その当時はまったく気にとめていませんでした。ワイヤレスマイクを使うにあたっては注意するべき点というのが8つあります。
1.新品の電池を使う
2.レシーバーを地面より1メートル以上高く置く
3.レシーバー同士を1.3メートル以内に置かない
4.金属をトランスミッター、レシーバーに近づけない
5.トランスミッターとレシーバーの距離を最小限にする
6.トランスミッターとレシーバーのアンテナの角度を同じにする
7.トランスミッターをできるだけ高い位置にとりつける
8.トランスミッターとマイクのケーブルが絡まないようにする

しかし、現状は充電池を経費節約のために使ってる場合が多いようで(笑)それでも多くのトラブルは電池によっておきます。7の高い位置にとりつけることですが、髪や帽子の中に仕込む事もめずらしくありません。トランスミッターの大きさもタバコの箱より小さいですしね。

ワイヤレスマイクは2種類あります。
1.ボディーパック
2.ハンドヘルド
1.はテレビのアナウンサーなどが使用しているピンマイクなどです。よく見るとケーブルがついてるのがわかりますが、それからトランスミッターにつながってるわけです。ボディーパックのトランスミッターはファンタム電源も内蔵しており、コンデンサーのピンマイクもあります。多くのテレビ局で使用されているのはコンデンサータイプのボディーパックだと思います。
2.はよくライブで使われるものですね。こちらはマイクとトランスミッターが一体化しています。そのためケーブルが全くないわけです。Shure(シュアー)はSM58,SM57のワイヤレスモデルも造っており、多くの場で好まれて使われています。他にもSennnheizer(センハイザー)やAudioTechnica(オーディオテクニカ)が有名ですね。ちなみにハンドへルドでコンデンサータイプのマイクはありません。
最後のワイヤレスマイクについては非常に分かりづらくなりましたが、マイクロフォンの物語でした。

コメント